日溜りの窓辺でお茶を

40代おひとりさま適当暮らし

成人の日

は明日だけど、式典は今日?

振袖のお嬢さん方を多く見かける。

喉が渇いてスタバに入れば、そこにも振袖軍団が。

私の頃は、式典後に一旦帰宅して着替えてから、再集合して出かけたものだけど、今はそのままスタバか〜

いや、当時はスタバなんてモノはなかったし、コーヒーを飲むのは喫茶店で子供だけでは入れない所だったしなぁ。

親に連れられて喫茶店に行き、普段はジュースは与えられない家だったけど、そういう時だけはクリームソーダを注文してもらえて、特別感が凄かった。

 

もう相当昔だけど、成人の日(当時は1月15日)には5時起きでお風呂に入って、美容室に行って髪を結って着付をしてもらい、水分を摂るのも一苦労で13時からの式典に向かった…ような。

この日のために、自髪で結いたくてショートだった高校3年の途中から髪を伸ばし始め、成人式の時には尾骶骨辺りまでのロングヘア。

それでもボリュームを出すのに足りなくてタボを詰め込み、複雑な追上げをしてくれた近所の美容室のおばあちゃん姉妹。

着付も姉妹でこうした方がいい・ああした方がいいと色々言いながら。

長い博多帯だったので、複雑な結い方が可能だと、ご老体のどこにこんな力が!?という締め上げと共に仕上げてくれたな。

着物も独特な色柄の反物から仕立てて個性的だったので、尚更普通に着てはダメだと言われ(笑)

当時はまだまだ半数以上が着物は仕立てていて、残り4割弱くらいが貸衣装。

貸衣装のDMなんて一通も来なかった。

なので19になったら、知り合いの呉服店に行って反物やら単やら小物まで一通り決めて仕立てに出して。

秋頃に受け取ったんだったか…覚えてないや。

 

反物を決める時に、私は19の乙女らしく(笑)流水桜紋様🌸とかに憧れていたんだけどね…絶望的に似合わなかった。

呉服店にオバチャンたちも、絶対違うけど自分が納得するなら身に当ててみれば?的な感じで。

いやホント、鏡壊したくなるほど似合わなかった。こんなに似合わないってことがあるのか、ってくらい違和感しかなかった。

ついでに一番多い🟥緋や朱などの赤色系統に古典柄も破滅的に似合わなすぎて、一瞬で反物を戻したくらい…

オーソドックスなものが似合わなくて、一押しで出されたのはめちゃくちゃ人を選びそうな色柄。

ベースは常盤緑みたいなグリーンだけど、金銀紅の柄が大きく複雑で主張が激しく、グレーとブラックがグラデーションを描いていて、ぱっと見から強烈。モノは非常によく品はあるけど、個性的。

なのに、数十の反物を試して、それが一番満場一致で似合ったという…

絶対コレ!と囲む大人たちの勢いにも押され、その気になって決定。

後の小物とかは、もはや流されるがままw

でも、仕上がった着物を見て、これにして良かった!と心底気に入ってワクワクしてた。

左右で袂の裾からのグラデーション色が違って仕立てられ(片方がグレー、もう片方が黒)、帯やお端折りとのバランスを計算して配置された柄。

当時、美容室の隣にあった写真館でも、馴染みの店主がアングルとか細かく指示して、着物を綺麗に撮ってくれました。

えぇ、主役は着物です!着物と結い上げた髪をいかにフレームに収めるかが課題であって、私の顔は三の次以下でしたとも!笑

 

今でも実家に大切にしまってあるけど…さすがにもう着れないかな。

でも、女優さんとか、歳を重ねても独身だとお召しになっている方もいるし。。

死ぬまでに、もう一度着たいなー

当然だけど子供がいないので、いつかこの人ならっていう娘さんに引き継ぎたい…と漠然と思ったり。

母の介護がいつか終わったら、養女を迎えてもいいな、って思うけど…片親独身だと里親になれないんだよね…元々親しいとか親族でもない限り(それでも難しい)。

 

まぁ、先日のコムちゃんの結婚で勇気付けられたというか、まだ結婚はできるんだな、ご縁があればいいかもね、と思えてきた。

けど、まぁ自分と母を第一に生きるのは今年も変わらないだろうし、結局、恋愛も結婚も自分の中で優先順位が低いんだろうな。

今更、他人と生活できる気がしない…

絶対に自分の部屋がないとダメだし、価値観の擦り合わせと妥協整合ができないと無理。

約半世紀生きてきて、考え方も生活も出来上がってて変えるのは難しい。

だけど逆に人生経験を積んできて、人を気遣うとか相手を尊重するとか、理解のうえ相手に求めすぎない、とかは若い頃より断然可能。

相手が異性でも同性でもね。

 

定年頃にもシングルだったら、同じシングルの友人とシェアハウスしてもいいな。

これは10代の頃にもよく話題に上がっていたけど、シェアハウスするかスープの冷めない距離に住んで行き来するか、で老後は今みたいに友達同士で助け合いつつ楽しく生きたいね、みたいな。

そんなことを高校生の頃から言ってたような私なので、今でもシングルなんだろうけど(笑)

ま、ひとりでも気にせず全然楽しく生きてるんですがね。

 

うーん。本を読みにスタバに来たけど、ボーッとして終わりそう💦

f:id:kiyomizuka:20220109153822j:image